今までにも何回かつぶやきで書いたことがありますが私は漢詩が好きです。荘子や蘇軾の詩は前にも書いたことがありますが、他にも陶淵明や王維などの詩も好きです。王維の「渭城の朝雨軽塵を潤す。客舎青々柳色新たなり。君に勧む更に尽くせ一杯の酒。西の方陽関を出づれば故人無からん。」というのは大変有名な詩ですが、恐らく夜を徹して気の置けない友人と飲み尽くし、更に最後の一杯を勧めて明け方に歓送するという光景は、何とも男らしくて格好良く、また広大な中国奥地の砂漠が背景に見えて来るようで素晴らしいと思います。このような情景(情感的及び地理的セッティング)を字の中だけでなく、もっともっと体験できたら素敵ですね。