米国では4月末にかけて続々と決算発表が行われ、S&P500種株価指数を構成する企業のうち約300社が実績を公表しました。売上高については72%程度の企業、1株あたり利益(EPS)に関しては約80%の企業が市場予想を上回っており、概ね良好な結果となっています。そこで、今回は決算におけるポジティブサプライズに注目し、以下の条件で銘柄をピックアップしました。
<抽出条件>
・S&P500種株価指数に含まれる銘柄のうち決算発表済みの銘柄
(不動産を除く、ブルームバーグにて集計済みの銘柄が対象)
・売上高サプライズが上位20%以内
・EPSサプライズが上位20%以内
・EPSサプライズが大きい順に15銘柄を抽出
リストを確認すると、半導体メーカーのインテル[INTC]がリスト入りしました。人工知能(AI)を活用する動きが広がり、AIを実際に動かす(推論する)機会が増加するなか、中央演算処理装置(CPU)に対する需要が高まっており、同社の業績に対する追い風となっています。他方、機械や電気、配管設備システムのサービスプロバイダーであるコンフォート・システムズUSA[FIX]も基準を満たしました。データセンター建設の増加などを背景に、同社の受注残は2026年第1四半期に125億ドル程度まで積みあがっており(2025年:119億ドル、2024年:60億ドル)、さらなる業績拡大が期待されています。その他、米国最大級の独立系石油精製会社であるバレロ・エナジー[VLO]もリストに入りました。中東における紛争に伴う石油・ガソリン価格の高騰が製油マージンを押し上げ、利益が拡大しました。
注目度の高い大手ハイテク関連銘柄以外でもヘルスケアや素材などの様々な銘柄が市場予想を上回る決算を発表していますので、銘柄選択の際の参考にしていただければと思います。
