中東情勢は依然として不透明感が漂うものの、足元ではリスク資産を買い戻す動きが顕著です。実際に先週4月23日(木)に、日経平均は史上初の6万円台をつける場面が見られました。一方で、物色されている銘柄は人工知能(AI)や半導体関連銘柄に偏っている様子です。現に国内時価総額トップのトヨタ自動車(7203)は中東情勢の影響から海外での生産を縮小するといった報道から売り基調で、銘柄間で上昇・下落がはっきりしています。

今回は、主要企業の決算ウィークを真近に控える中、アナリストが2026年に入って予想売上高を上方修正した銘柄に着目します。具体的には、以下のスクリーニング条件で銘柄を抽出したのち、2025年末時点と比較して予想売上高の修正率が大きい15銘柄をピックアップしました。

<スクリーニング条件>
・買い推奨アナリスト数が7人以上
・12ヶ月先予想売上高、12ヶ月先予想EPSともにデータが確認できること

リストを見ると、足元の株高をけん引している半導体セクターのキオクシアホールディングス(285A)が、予想売上高の上方修正率が最も大きいことがわかります。同社はNAND型フラッシュメモリにおいて世界有数のシェアを誇っており、足元のメモリー価格の高騰を受けた増収見込みが要因と考えられます。また、月初にはNASAが有人宇宙船の打ち上げに成功したことなどを背景に、宇宙関連のSynspective(290A)やQPSホールディングス(464A)が名を連ねています。宇宙航空研究開発機構(JAXA)も日本の主力ロケット「H3」の打ち上げを6月にも再開すると伝わっており、国策としてもマネーが流入していくだろうといった期待感が宇宙関連銘柄の業績予想にも反映されていると推察されます。

リストの銘柄は総じて株高となっている銘柄が多く、アナリストによる業績予想の上方修正が1つの要因となっていると考えられます。逆に言えば、これらの銘柄群は決算発表におけるガイダンスリスク(企業が発表する業績見通しが市場予想を下回ったり、実態が伴わなかったりすることで株価が下落すること)があると考えられ、すでに保有されている投資家・新たに買い付けを検討される投資家にとっては、決算発表における会社予想が重要なポイントとなりそうです。

【日本】不透明感が漂う中でアナリストが予想売上高を上方修正した銘柄15選はこちらからチェック