前にも書いたことがありますが、マネックスには常に数名の大学生がアルバイトとしてとっかえひっかえ手伝いに来ています。(基本的に各日に来るのは一人です。)もうその性格から、興味、見た目、着ているもの、喋り方、世慣れ方、全て千差万別です。そんな彼ら・彼女らの多様性に触れるのも、中々興味深く勉強になるものです。
「ふたば通信」を書いているふたばもそんなアルバイトの一人です。さて先日既に4ヶ月アルバイトをしているH君の日に、大学一年生のTさんが見習いとして来ました。今までもいろいろと弊社社員がH君の教育をして来た訳ですが、何と言ってもこの日のH君の成長というか毅然さには目を見張るものがありました。あれだけ口酸っぱく言って来た先輩社員の苦労を考えるとちょっと複雑ですが、やはり後輩を持つことによる責任感や自覚、或いは後輩の前で(特に異性だし)しっかりしようとする意識が彼を大きく前に突き出したのでしょう。「ヒューマン・ケミストリー」の真髄を見たような、そんな気がしました。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。