明けましておめでとうございます。2026年最初のつぶやきです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

突然ですが、2026年からコーチングを受けることにしました。日本では、経営トップがコーチングを受ける例は、米国に比べるとまだ多くないと聞きます。日本には「トップは孤独であるもの」「内省はするが共有しない」という考え方が、文化というより固定観念として残っているのかもしれません。また、創業者・創業家・内部昇格者がトップを務める企業が多く、その場合、会社が自分自身の延長にあり、経営も自分自身と強く結びついているため、コーチを必要としないという前提があるのでしょうか。

実際、当社の米国子会社のエグゼクティブチームでは、以前からコーチを付けているメンバーがいます。コーチングをかたくなに避けていた人も、最近になって「自分もコーチを付けたい」と言ってきました。おそらく、周囲のメンバーの変化を感じたのだと思います。あるいは、ふとした気づきがあったのでしょうか。

ステークホルダーから委任されている経営者は、プロとして「経営」という役割を担っています。経営は、自分を証明する場でも、自分を投影する場でもなく、成果を出すための役割です。だからこそ、自分の思考のクセや感情の反応、判断の偏りを、人格ではなく調整対象として扱い、パフォーマンスを高めていく必要があるのだと改めて感じました。そう考えたとき、プロコーチを付けるという選択は、とても自然なものに思えました。

私自身、いわゆる帝王学を受けることなく組織トップの役割を担ってきましたが、判断の正しさが見えにくかったり、自分に落胆したり、周囲のことが気になりすぎたり、感情のやりどころを失って心が疲れることもあります。見栄やエゴではなく、また自分のためだけでもなく、当社をより高みに導き、持続的に成長できる会社にするために、コーチングを受けてみたいと思いました。

2026年は、一歩引いて状況を見つめ、より良い判断につなげていきたいと思います。