2025年を振り返ると、色んな意味で「AI」が中心となった一年だったと感じます。仕事の進め方や意思決定のスピードは大きく変わり、来年はこの流れがさらに加速していくのでしょう。

株式市場に目を向けると、日米ともに一本調子ではなく、楽観と警戒が交錯する場面が何度もありましたが、結果的には良いマーケットだったと振り返っています。特に日本では、構造改革の進捗を実感する一年でした。

こうした変化の中で、私たちはより速く、より頻繁に判断を迫られるようになっています。そこにAIの進化が重なり、今年は「自分で考える前に、答えや選択肢が提示される」場面が一気に増えた一年だったように思います。

そんな環境下、私は「世界で活躍できる経営者に近づくこと」を今年の目標に掲げていました。今思えば少し背伸びをした目標でしたが、その中でいくつかの挑戦がありました。6月には米国Nasdaqで「24時間取引」をテーマにしたパネルに登壇し、11月にはNYのコロンビア・ビジネス・スクールで講演しました。どちらも簡単な挑戦ではありませんでしたが、思い切って踏み出してよかったと感じています。

一方で、今年は体調を崩すことが多い一年でもありました。立ち止まらざるを得ない場面を通じて、挑戦することと同じくらい、自分自身のコンディションと向き合うことの大切さを実感しました。

AIがどれだけ進化しても、最終的に意思決定をし、責任を引き受け、言葉を発し、行動するのは人です。だからこそ、速さに流されず、自分は何を基準に判断するのかを持ち続けることが、これからの時代にはより重要になっていくのだと思います。

2025年が終わる今、目標を達成したとはまだ言えません。ただ、世界という言葉から逃げずに挑戦し、自分自身とも向き合った一年だったとは言える気がします。来年も、加速する変化を前提に、AIの進化と向き合いながら、自分なりの判断軸を磨き、自分の言葉で語る一年にしていきたいと思います。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。