エムジーエム・リゾーツ・インターナショナル[MGM]決算:1株利益は0.69ドルで市場予想を上回る
エムジーエム・リゾーツ・インターナショナルは、ラスベガス・ストリップにおいて最大のリゾート運営会社で、同市場の総客室数の約4分の1にあたる35,000の客室・スイートルームを有する。ラスベガスのリゾート施設には、MGM Grand、Mandalay Bay、Park MGM、Luxor、New York-New York、Bellagioがある。ラスベガス・ストリップ事業は、2023年度のEBITDAR(金利・税金・減価償却費・リース料支払い前利益)の62%を占める。また、米国の他の地域にも資産を有し、それらの2023年のEBITDRは全体の20%台前半を占めている(2023年のマカオ事業のEBITDRは全体の17%)。U.S.スポーツおよびiゲーミング事業の総売上高に占める割合は現在、1桁台後半である。また、2018年初めにコタイ・ストリップにオープンした新たな施設を備えたMGM Chinaカジノ(株式の56%を保有)を運営している。さらに、2030年に日本でリゾート施設を開業する見込みである。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比2%減の42.80億ドル(市場予想は42.80億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.69ドル(市場予想は0.47ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高は予想と一致、調整済みEPSは予想を上回った。
今後の株価見通し
41ドルを目指す展開が予想される。
エーティー・アンド・ティー[T]決算:1株利益は0.51ドルで市場予想を上回る
エーティー・アンド・ティーの売上高は、ワーナー・メディアをスピンオフした後、無線通信事業が3分の2を占めている。米国第3位の無線通信事業会社であり、7,100万人のポストペイド(料金後払い)加入者と1,700万人のプリペイド(料金先払い)加入者に対して携帯電話端末接続サービスを提供している。インターネット接続、プライベートネットワーク、セキュリティ、音声、ホールセールネットワーク設備などの企業向け固定通信サービスが売上高の約17%を占める。ブロードバンド・インターネットアクセスと主とする住宅向け固定通信サービスがおよそ11%を占める。メキシコでも高いプレゼンスを有し2,200万人の顧客を有するが、売上高に占める割合はわずか3%である。引き続き衛星テレビを手掛けるDirect TVの株式の70%を保有しているが財務諸表上では連結対象としていない。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比2%増の306.26億ドル(市場予想は303.75億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.51ドル(市場予想は0.49ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
29ドルを目指す展開が予想される。
ボストン・サイエンティフィック[BSX]決算:1株利益は75セントで市場予想を上回る
ボストン・サイエンティフィックは、小さな開口部または切れ目を通して人体に挿入される侵入の少ない医療装置を生産する。血管形成、血栓ろ過、腎臓結石の管理、心調律管理、カテーテル指向超音波イメージング、上部消化管診断、介入腫瘍学、慢性痛に対する神経調節、および失禁の処置に使用するための製品を製造する。世界中のヘルスケア専門家や施設にデバイスを販売している。米国外売上高が全売上高の約半分を占めている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比21%増の46.63億ドル(市場予想は45.73億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・75セント(市場予想は67セント)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
103ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。
アマゾン・ドットコム[AMZN]決算:1株利益は1.59ドルで市場予想を上回る
アマゾン・ドットコムは、主要なオンライン小売業者で、サードパーティ販売者向けのマーケットプレイスを運営している。売上高に占める割合は、小売関連が約75%、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウド・コンピューティング、ストレージ、データベース、その他サービスが15%、広告が5%~10%、残りはその他からとなっている。AWS以外の売上高では、ドイツ、英国、日本など米国外が25%~30%を占める。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比8.6%増の1556.70億ドル(市場予想は1551.60億ドル)
★1株当たり利益・・・1.59ドル(市場予想は1.36ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第2四半期売上高ガイダンスレンジも予想を上回った。
今後の株価見通し
225ドルを目指す展開が予想される。
アップル[AAPL]決算:1株利益は1.65ドルで市場予想を上回る
アップルは、世界最大級の企業であり、消費者や企業を対象としたハードウェア製品とソフトウェア製品の広範なポートフォリオを有する。iPhoneは売上高の大半を占め、Mac、iPad、Apple Watchのようなその他の製品はiPhoneを中心に設計されており、広範なソフトウェアエコシステムが構築されている。ストリーミング動画、サブスクリプションバンドル、拡張現実などの新しいアプリケーションの追加に徐々に取り組んできた。自社のソフトウェアと半導体を設計する一方で、Foxconnや台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)[TSM]などの下請け企業と協力して製品やチップを製造している。売上高の半分弱が主力店舗を通じた直接的なものであり、売上高の大半はパートナーシップや販売店を通じた間接的なものである。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第2四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比5.1%増の953.60億ドル(市場予想は945.90億ドル)
★1株あたり利益(一部項目を除く)・・・1.65ドル(市場予想は1.62ドル)
決算総括
1-3月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
235ドル超えから、買いのタイミングを図ることになろう。