今年のバレンタイン、チョコレート価格はやはりかなり値上がりしていたようですね。150ブランドを調査したところ、1粒バラ売りタイプのバレンタイン向けチョコ価格は1粒当たり平均418円で1年前の395円に比べて5.8%の値上がりとなったとか。
原料となるココア先物価格が主要生産地のコートジボワールやガーナでの異常気象やウイルスの影響で不作となったことで2024年初頭は1トンあたり4100ドル程度だったものが同年4月には11000ドルを示現する急騰を見せました。一旦は7000ドル程度にまで価格が落ち着いたものの、昨年2024年11月頃から再度上昇し13000ドル近くまで急騰しています。この影響がチョコレート価格に転嫁されたわけですが、目まぐるしいことに足元では急速にココア先物価格が下落しています。
足元では8400ドル台まで下げ足を早めており、12月高値から35%近い下落となっていますが、特に先週2月21日金曜、PMIの悪化などを受けて米国株が大きく崩れた日から売りが膨らんでいます。
背景を調べてみると、価格の過度な上昇のために北米を中心にココア消費が減少しているという話や、カカオの代わりに人工脂肪を混ぜた合成チョコレートの売上が増加している、という話があるようで、代替材の活用で安価なチョコレートを作るメーカーが出てきたことで、ココア消費が鈍り価格下落をもたらした側面がありそうですが、米国株式市場の下落とともに売りが加速したところを見ると、先物市場の投機玉の手仕舞いという側面も大きかったのではないかと考えられます。
その意味ではオレンジジュース先物価格の急落も気がかり。2月に入ってから売りが売りを呼ぶ展開で暴落しています。先物市場、つまり投機が集まりやすい市場から資金が抜けるというのはあまりいい兆候ではありません。これがなにかを示唆するものではなければいいですが…。