いよいよ来週、トランプ氏が第47代米国大統領に就任します。「トランプ2.0」ともいえる新しい政権の始まりです。減税、規制緩和、関税施策、移民政策といった注目の施策がどのように展開されるのか、またどのようなタイムラインで進行するのか、現時点では依然として不透明な部分も多くあります。しかし、トランプ政権がビジネスフレンドリーであることは確かであると思われ、特にテクノロジー分野における世界的リーダーシップを強化する意志が明確に感じられます。また、資本市場の発展を視野に入れながら、国力のさらなる向上を目指す方針だと考えます。
こうした動きの中で、日本企業や私たちの生活はこれまで以上にアメリカの影響を受けるでしょう。特に「強いアメリカ」の存在感が高まる中で、日本企業が国際競争力を維持・向上させ、投資家からリスクマネーをひきつけるには、コーポレート・ガバナンスの一層の強化と、成長に向けた貪欲な投資が不可欠です。そうしなければ、資金は引き続き「強いアメリカ」へ流れるでしょう。2025年は、日本がその潜在力を発揮できるかどうかが問われる重要な一年です。当社グループにとっても、アメリカでの投資やビジネスがこれまで以上に重要な位置を占める年になると考えており、グループ全体で資本コストや株価を強く意識した経営を進めていく必要性を痛感しています。
また、トランプ政権への移行とともに、国際情勢にも新たな展開が期待されます。特に「トランプ2.0」では戦争の終結に向けた動きが注目されます。昨日、イスラエルとハマスが停戦と人質解放に合意し、15ヶ月間続いた非人道的な戦争がようやく終息へと向かおうとしている、とのニュースが報じられました。長い歴史の中で続いてきた両者の緊張がすぐに解消されるとは思えませんが、未来を担う人々が平和な社会を受け継げるよう願ってやみません。同時に、ロシアとウクライナの戦争についても、「トランプ2.0」の下で、和平への具体的な進展がみられることを期待しています。
こうした国際的な変化の中で、マネックス証券では、1月18日(土)に「マネックス全国投資セミナーin大阪」を開催します。毎回タイミングよく時代の節目に行われているこのセミナーですが、今回はトランプ大統領就任直前という絶好の機会です。会場参加の受付はすでに締め切っていますが、今回はオンラインライブ視聴が可能です。マネックス証券に口座をお持ちのお客様であれば無料でご覧いただけますので、ぜひご参加ください。国際情勢や投資環境が目まぐるしく変化する中で、皆さまの資産運用に役立つ情報をご提供できればと思います。
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