昨日から明日まで、年に一度のグループ役員合宿を開催しています。今年は日本開催となり、米国やカナダからもグループ会社の経営陣が来日し、東京を離れてリラックスできる場所で、各社の成長戦略やグループ全体でのコラボレーションなどについて、熱いディスカッションを交わします。

年に一度集まる私たちですが、毎回何かしらちょっとしたアクシデントが起こるのもお約束。それもまた一つひとつが歴史となり、絆に変わり、グループとしての一体感をさらに強めてくれます。当社グループはM&Aを通じて成長を続けてきましたが、M&Aの後、必要がなければ会社名をあえて変更していません。コインチェック、TradeStation、3iQ、ヴィリングなど、各社のアイデンティティを尊重しています。私たちにとって、M&Aの本質は統一化ではなく、異なる価値を掛け合わせて新たな価値を創造すること。各社が築き上げてきた価値観やブランドを尊重しながら、グローバルに新たな未来を切り拓いていきたい。M&Aを通じてグループ全体の多様性を高め、テクノロジーを活用してイノベーションを起こしていきたい。これこそがマネックスグループです。

遠心力と求心力のバランスは私たちの成功に不可欠。今回のような場は、主要メンバーがグループ全体の方向性や価値観や成長戦略を共有し、それぞれのミッションにどう落とし込むかを確認するための、かけがえのない機会です。

昨晩は、宿泊しているホテルの座敷でのディナー。掘りごたつもない純和風の畳席に、外国人たちは最初少々戸惑い気味。しかし時間が経つにつれその環境に慣れ、目の前に並ぶ和食の数々に興味津々。ところてん突きに挑戦したり、茶碗蒸しをデザートと思って食べたり、熱燗をちびちび飲んだりと、すっかり馴染んでいきました。「挑戦!挑戦!」と声をあげながら好奇心をもって日本食を楽しむその姿に、「これもまたマネックスマインドだな」と、なんだか誇らしい気持ちになりました。

さて、今日は終日、プレゼンとディスカッションが続きます。国籍もバックグラウンドも全く異なるメンバーとの建設的な意見交換を楽しみながら、新たな未来への道を共に切り拓いていきたいと思います。