8月頭の相場急落から回復しつつあった中で、昨日は再び大きく下落。相場がなかなか落ち着かない状況が続いています。こうした時こそ、冷静さと客観的な視点を養い、長期的な視野で判断することが求められます。まずは明日の米雇用統計が大注目ですが、その後の金利や為替、景気動向がどのように市場に影響を及ぼすか、慎重に見守る必要があります。各専門家の意見や分析が参考になるため、マネックス証券のアナリスト等の専門家からもタイムリーな情報を提供していく予定です。ぜひマネクリやX(旧Twitter)やYouTube、webサイトをご覧ください。
特に今年から資産形成を始めた方々にとって、こうした不安定な相場が大きな不安材料となっているかもしれません。しかし、長期資産形成においては、目先の相場変動に惑わされずに、コツコツと積立を続けることが成功への鍵となります。私自身、職業柄、個別株への投資はしておらず、もっぱら、投資信託の積立投資で資産運用をしています。8月の相場変動時も特に何かを変えることなく継続しました。私の場合、いくつかの異なる戦略に基づく投資信託に積立投資(毎日積立やクレカ積立)しており、さらに、目的に沿ってプロに運用をお任せするロボアド(ON COMPASS)も活用しています。
その中には、「おばあちゃんになってからも遊ぶ!」と名付けた超長期の運用プランがあります。これは、16年間毎月積み立てて、その後12年間は貯まった資金を運用し、残り20年で毎月引出して使い切るというプランで、老後をイキイキと楽しむためのものです。資産形成は単なる「蓄え」ではなく、将来どう生きたいか、どのようにお金を使いたいかを考えることと密接に結びついています。お金は手段であり、それをどう活かして人生を豊かにするか、長期的視点で具体的に考えることも大切ですね。
なお、今回のお話はあくまで長期資産形成の視点に基づくものです。短期的な相場の変動やリスクを無視することを推奨しているわけではなく、それぞれの投資スタイルに合わせて、短期的な動向にも注意を払いながら、十分にリスク分散していくことが重要です。