10年以上前の最高益を更新しそうな3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると2024年3月期は販売増や値上げ、経済再開を受けて東証プライム市場に上場する企業は3年連続で純利益が最高益となりましたが、2025年3月期は円安による業績の押上げ効果の剥落や、欧州と中国の景気動向を警戒し5年ぶりに減益になる見通しとなっています。
しかし、こうしたなかでも増益を確保し最高益を更新しそうな銘柄もあります。そこで今回は2025年3月期の営業利益が10年以上前の最高益を上回る予想となっている3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えばツムラ(4540)は2024年度の薬価改定で66品目が再算定の対象となり、薬価が引き上げられたことなどから2025年3月期の営業利益が前期比で97.3%増となる見込みで、2013年3月期の最高益を更新する見通しとなっています。