会社予想は減益ながら増益が期待されている3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると2024年3月期は販売増や値上げ、経済再開を受けて東証プライム市場に上場する企業は3年連続で純利益が最高益となりましたが、2025年3月期は円安による業績の押上げ効果の剥落や、欧州と中国の景気動向を警戒し5年ぶりに減益になる見通しとなっています。
しかし、減益予想となっている銘柄のなかには増益が期待されているものもあります。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、2025年3月期の会社予想の営業利益は減益となっているものの、コンセンサス予想が増益となっている銘柄をピックアップしてみました。例えばイビデン(4062)の2025年3月期の会社予想の営業利益は、主力製品の半導体関連部品で需要の回復が遅れると見込まれることから前期比で11.7%減の減益予想となっていますが、コンセンサス予想は10.4%増と増益予想となっています。