最高益更新に向けて順調なスタートを切った12月決算銘柄は

4月下旬からスタートした12月決算企業の第1四半期決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げの浸透、旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要などを背景に2024年12月期に増益を予想する企業が目立ちました。そしてそうした銘柄のなかには最高益更新が見込まれるものもみられます。

そこで今回はTOPIX500採用の12月決算企業のなかから、通期予想に対する第1四半期の進捗率が25%以上となり、最高益更新に向けて順調なスタートを切った銘柄をピックアップしてみました。例えばTOYO TIRE(5105)は多目的スポーツ車(SUV)向けの大口径高機能タイヤといった重点商品の販売強化で利益率が改善したことなどにより第1四半期の営業利益が前年同期比で78.2%増となり、最高益を見込む通期予想に対する進捗率が33.3%となっています。

最高益が見込まれる通期予想に対する第1四半期の進捗率が25%以上となった主な12月決算銘柄はこちらからチェック