【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 39,566.85  ▼240.52 (4/1)
NASDAQ: 16,396.83  △17.37 (4/1)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。ダウ平均とS&P500株価指数は好不況の分かれ目である50を回復した米ISM製造業景況感指数を受けて早期の利下げ期待が後退したことから3日ぶりに反落となりましたが、ナスダック総合株価指数はハイテク株の一角が買われたことで反発となりました。ほぼ横ばいでスタートしたダウ平均は直後に7ドル高を付けました。

しかし、上値は重く伸び悩むと直ぐにマイナスに転じ下げ幅を広げ昼過ぎに316ドル安まで下落しました。その後は下げ渋りましたが、引き続き軟調に推移すると結局240ドル安の39,566ドルで取引を終えています。また、S&P500株価指数も10ポイント安の5,243ポイントとなりました。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は17ポイント高の16,396ポイントとなっています。

2.経済指標等

3月の米ISM製造業景況感指数は50.3と前月から上昇し市場予想も上回りました。好不況の分かれ目である50を2022年9月以来1年半ぶりに回復しています。一方で2月の米建設支出は年率換算で前月比0.3%減となり市場予想を下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち不動産やヘルスケア、資本財・サービス、生活必需品などの8業種が下げ、不動産は1%を超える下落となりました。一方でコミュニケーション・サービスとエネルギー、情報技術の3業種が上げ、コミュニケーション・サービスは1%以上上昇しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中21銘柄が下げました。なかでもホーム・デポ[HD]が4%余り下落したほか、ボーイング[BA]とハネウェル・インターナショナル[HON]、ナイキ[NKE]、プロクター・アンド・ギャンブル[PG]、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]、ゴールドマン・サックス[GS]も1%以上下げました。

一方で9銘柄が上げ、スリーエム[MMM]が6%高となっています。ダウ平均構成銘柄以外では、主力ハイテク株の一角が高くグーグルの持ち株会社であるアルファベット[GOOGL]が3%高となり、フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ[META]と動画配信のネットフリックス[NFLX]も1%以上上げました。

半導体株も堅調でマイクロン・テクノロジー[MU]が目標株価の引き上げを受けて5%を超える上昇となり、ウエスタン・デジタル[WDC]も4%近く上げています。ブロードコム[AVGO]も2%近く上昇し、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]とクアルコム[QCOM]も1%以上上げています。

5.為替・金利等

長期金利は3月の米ISM製造業景況感指数が好不況の分かれ目である50を回復したことから0.11%高い4.31%となりました。ドル円は151円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は昨日に大きく下げた反動で上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が40,000円の大台を回復することができるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)