東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は5日ぶりに反落となりました。89円安の40,798円で寄り付いた日経平均は取引開始から30分余りで51円安の40,837円まで持ち直しましたが、戻し切れないと下げ幅を広げ267円安の40,621円で前場を終えました。299円安の40,588円でスタートした後場の日経平均は引けにかけてさらに下げ幅を広げると結局474円安の40,414円で取引を終え安値引けとなりました。こうしたなか新興市場も安く東証グロース市場250指数が下落となっています。

2.個別銘柄等

西武ホールディングス(9024)が一時5.2%高となり昨年来高値を更新しました。赤坂プリンスホテル跡地に建設した複合ビルの「東京ガーデンテラス紀尾井町」の売却を検討していることが伝わったことで資産効率の改善を期待した買いが入りました。京浜急行電鉄(9006)も一時7.4%高となり昨年来高値を更新しました。投資有価証券売却益の増加や固定資産売却益の増加などにより220億円とみていた通期の純利益の見通しを840億円に上方修正したことで大幅高となりました。北海道電力(9509)も一時10.0%高となり昨年来高値を更新しました。卸電力市場価格の低下に伴う電力調達費用の減少や工事費用の支出時期ずれに加え、水力発電量の増加による燃料費の減少などにより640億円とみていた通期の経常利益の見通しを880億円に引き上げたことで買いを集めました。マンダム(4917)も一時3.7%高となりました。海外その他において販売費および一般管理費が抑制されたことなどにより14億6千万円とみていた通期の営業利益の見通しを16億5千万円に上方修正したことで買いが優勢となりました。スカパーJSATホールディングス(9412)も一時6.3%高となり上場来高値を更新しました。スカパーJSATホールディングスが4月に設立するアニメ会社に伊藤忠商事(8001)が出資し、伊藤忠商事の営業網を生かしてアニメ製作を支援し海外配信に力を入れると伝わったことで収益の拡大を期待した買いが入りました。一方で小林製薬(4967)が16.5%下落しストップ安となり昨年来安値を更新しました。腎疾患などの健康被害が発生したため紅麹を使った機能性表示食品を自主回収すると発表したことに加え、紅麹原料を飲料や食品メーカーなど52社に供給していたことから業績への悪影響を懸念した売りが膨らみました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は474円安となりました。先週末の米国市場でダウ平均が300ドルを超す下げとなったことから売りが優勢となりました。しかし、やや大きな下げとなったものの先週末までの4日間で2,200円近くも上げていたことからするとスピード調整とみることもできそうです。なお、日本時間の23時には2月の米新築住宅販売件数が発表される予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)