「◯◯さん、宝くじで1000万円当たったのよ」と聞いたのは女子更衣室でした。その昔OLをやっていたことがあるのですが、今さっき「おつかれ様~」と更衣室から出ていった先輩が宝くじを当てたと聞いた時の衝撃は今も覚えています。エッ?宝くじってホントに当たるの!?

別部署の先輩だった◯◯さんは、宝くじを当てても会社を辞めることもなく淡々と働き続けていましたが、毎月の給料では生活がカツカツで貯金もできなかった私には1000万円でも大金で、何故先輩は1000万円もあるのに会社を辞めないのだろう、などと不思議に思っていました。金銭感覚が成っていませんね(笑)。以降、自分も当たるかもしれないと、ドリームジャンボにサマージャンボ、年末ジャンボとせっせと宝くじを購入していました。当たりませんでしたけど。

この仕事に就いて、当選確率の低さと投資のリターンを考えたら宝くじを買うより少しでも投資に回すほうがいい、と考えるようになり長く宝くじを購入していないのですが、今、年末ジャンボは1等賞金7億円なんですね。前後賞を合わせると10億円。賞金がこんなに上がっているとは知りませんでした。私の記憶にあるのは1億円とか、その後に1等前後賞合わせて3億円になったとか、そんな金額なのですが、調べてみると1等前後賞合わせた金額は2012年には6億に、2013年には7億、2015年から10億円になっています。宝くじの賞金はすごいインフレじゃないですか!びっくり。

確かにアベノミクス以降、日本株やFXトレーダーで「億り人」という存在が雨後の筍のように出現、今や1億円超えレベルの個人投資家はごまんと居ます。カリスマ個人投資家レベルになれば数十億円の資産形成が達成できる時代です。1億や2億の賞金では見劣りするということでしょうか。賃金もようやく上昇の機運が芽生えています。このインフレサイクルに乗って日本の賃金もどんどん上がっていきますように。