お客様や同業の方々と話をする機会が多くありますが、先週は特に色々な機会に恵まれました。市場が振れているので当然ながら様々なトピックが出るわけですが、自分と同様の見方もあれば違う見方もあります。

確証バイアスという言葉があります。自分に肯定的な情報ばかりに目が行き、そうでは無い情報を軽視してしまうもので、結果的に非合理的な判断をしかねないのですが、私はこれに陥らないよう特に注意をしています。マクロや市場環境を考えるにあたって、日々できるだけ多くの情報に触れるよう意識していますが、自然と自分の中で情報を取捨選択して整理している可能性は高いでしょう。そのような状況に対して、人と話すことで軽視していた事を再考できることは非常に有益だと感じます。

コロナ禍以降の様々な政策対応が剥落しつつあり、不安定さを増すマーケットにどのように対峙するのか。自分の意思を持ちながらもあらゆる事柄・意見にも耳を傾けないといけませんね。いつも以上にその重要性を感じています。