会社予想を上回る増益となった8月決算銘柄は
9月下旬からスタートした小売り企業を中心とした2月決算銘柄の上期決算発表と並行して行われていたのが8月決算銘柄の本決算発表ですが、それも先週で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、経済活動の再開やサプライチェーンの改善などに加えて、円安や値上げなどを追い風に増益となる企業も多くみられました。そしてそうした銘柄のなかには会社予想を上回る増益となったものもあります。
例えばUSEN-NEXT HOLDINGS（9418）はコンテンツ配信事業がコストの増加で減益となりましたが、今夏の猛暑で電力消費が拡大したことで電力小売りサービスが好調だったことや、店舗サービス事業も順調だったことなどにより2023年8月期の営業利益が前期比で24.5％増となり会社予想を5％余り上回って着地しています。また、サイゼリヤ（7581）やファーストリテイリング（9983）などでも会社予想を上回る増益となっています。
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もう一つのヒント
10月25日までの決算発表スケジュール
10月19日のディスコ（6146）を皮切りに3月決算企業の上期決算発表が始まります。スタートしたばかりということもありまだ決算を発表する企業は多くありません、しかし、23日のニデック（6594）や24日のオービック（4684）、25日のジャフコグループ（8595）などマーケットでの関心の高い企業の決算発表が予定されています。
