【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 34,006.88  △43.04 (9/25)
NASDAQ: 13,271.32  △59.51 (9/25)

1.概況

米国市場は値ごろ感からの買いが入り5日ぶりに小幅に反発しました。56ドル安でスタートしたダウ平均は昼前に183ドル安まで下落した後持ち直すと前日終値を挟んで小幅にもみ合う展開が続きましたが、引けにかけてやや買いが優勢になると結局43ドル高の34,006ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も59ポイント高の13,271ポイントとなっています。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーや素材、一般消費財・サービスなどの8業種が上げ、エネルギーは1%を超える上昇となりました。一方で生活必需品と公益事業、不動産の3業種が下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではダウ[DOW]が投資判断の引き上げを受けて1%を超える上昇となったほか、シェブロン[CVX]とハネウェル・インターナショナル[HON]、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス[WBA]も1%以上上げています。一方でスリーエム[MMM]が2%を超える下落となり、コカ・コーラ[KO]も1%安となりました。ダウ平均構成銘柄以外では、人工知能(AI)開発の米新興企業と戦略提携し最大40億ドルを出資すると発表したアマゾン・ドット・コム[AMZN]が1%以上上げています。また、中古車販売のカーマックス[KMX]も投資判断と目標株価の引き上げを受けて1%を超える上昇となっています。

5.為替・金利等

長期金利は0.10%高い4.53%となりました。ドル円は148円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて堅調なスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が一日を通して堅調さを維持できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)