減益ながら回復の兆しがみえた3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業が多くみられました。その一方でエネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業もありました。しかし、減益となったものの第4四半期(1-3月期)に回復への兆しがみえた銘柄もあります。
そこで今回は第3四半期(10-12月期)までの営業利益が減益で通期も減益となったものの、第4四半期に増益に転じた銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えばエムスリー(2413)は第1四半期(4-6月期)から第3四半期まで減益で、通期の営業利益も前期比で24%を超す減益となりましたが、第4四半期は前年同期比で26%の増益に転じています。