明日から1週間ニューヨーク出張です。円相場も、日本の株価も、仮想通貨相場も、全てはパウエル連銀議長が何を云うかによって決まっているようで、そして連銀が何を決めるかは、アメリカの経済の実態によって左右されているので、少なくとも資本市場の中にいると、アメリカの実際をリアルタイムで知ることはとても大切です。
昔からそうだったのですが、最近特に強くそう感じます。何故ならば、世界の資本市場に滞留する流動性(マネー)が、コロナ期の世界的量的緩和等によって、史上最大の強大な規模になっており、この流動性が、パウエルの発言ひとつでリスク・オンだ!オフだ!となって右往左往し、それが大きな波を作ってマーケットを動かしているのでしょう。
もう20年くらい毎年、ほぼこの時期に北米に行ってると思うのですが、この頃は寒さも厳しく、大雪もよく降ったりします。昨日つぶやいた小野篁の歌ではありませんが、そういった雪や悪天候の中に、人の営みの強い匂いを嗅ぎ取ってきたいと思います。