【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 33,743.84 △9.88 (1/25)
NASDAQ: 11,313.36 ▼20.92 (1/25)
1.概況
米国市場はハイテク株の一角に売りが出て相場の重石となるなか小幅に高安まちまちとなりました。195ドル安でスタートしたダウ平均は昼前に460ドル安まで下落しましたが、押し目買いが入りその後大きく下げ幅を縮めると取引終盤にプラスに転じ結局9ドル高の33,743ドルで取引を終え4日続伸となりました。一方でS&P500株価指数が0.7ポイント安の4,016ポイントと続落となったほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も20ポイント安の11,313ポイントと続落となっています。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち金融や一般消費財・サービス、生活必需品などの6業種が上げました。一方で公益事業や資本財・サービス、コミュニケーション・サービスなどの5業種が下げ、公益事業は1%を超える下落となっています。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄ではウォルト・ディズニー(DIS)が2%高となったほか、マクドナルド(MCD)とウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)も1%以上上げました。一方でスリーエム(MMM)が2%近く下げ、トラベラーズ(TRV)とアムジェン(AMGN)も1%を超える下落となりました。ダウ平均構成銘柄以外では、決算で1株利益が市場予想を上回ったAT&T(T)が6%を上回る上昇となりました。ネット通販支援のショッピファイ(SHOP)もサービス料金の値上げを発表したことで11%近く上げています。
5.為替・金利等
長期金利は0.01%低い3.44%となりました。ドル円は129円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
本日の日本市場は米国市場が小幅に高安まちまちとなったことから小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか昨日までの4日間で1,000円近く上げ利益確定の売りが出やすいなかで日経平均が堅調な地合いを維持できるかがポイントとなりそうです。
(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)