BTC(ビットコイン)をはじめ、暗号資産市場は続伸しています。週末、BTCは円建てで一時300万円を回復し、ドル建てでは直近安値から40%以上の上昇となりました。
ゴールド市場も堅調に推移しており、現在は暗号資産とゴールドの値動きに相関性があるように思います。世界のマネーがインフレ経済に対して動き始めているのかもしれません。
私は、2023年はリセッションにより株式市場も暗号資産市場も少々ネガティブになるだろうと考えていました。しかし、現在、暗号資産に対しては見方を変えて強気姿勢になっています。
BTC(ビットコイン)、週足でトレンドライン上抜け
BTC/JPY週足チャート分析から見ていきましょう。
完全にトレンドラインを抜けたと言っても過言ではないでしょう。MACDはダイバージェンスを終えて反転しており、30週移動平均線も超えてきました。週足レベルで中期移動平均線を超えていますので、トレンド反転の合図と捉えて良さそうです。
目先のターゲットは90週移動平均線でしょうか。そこに到達するには時間がかかると思いますが、400万円をターゲットにした展開を予想します。時間軸を落として日足チャートで見ていきましょう。
日足レベルではSMA30(1ヶ月移動平均線)をしっかりと超えて乖離している状況です。大きく押し目を作るならば250万円でしょうか。サポートラインも引けそうですし、SMA30も数日後に重なりそうです。よって、大きな押し目買いのポイントは250万円に定めたいと思います。
浅い押し目のターゲットについては、4時間足チャートで見てみましょう。
4時間足チャートでは、ちょうど280万円付近にサポートラインを引くことができます。今週浅い押し目を作るならば、このサポートラインが買い場となりやすいのではないでしょうか。
先週はTwitterのトレンドワードにBTC関連のワードが挙がるなど、BTCへの関心の高さが窺えました。突然の急上昇でしたのでまだ買えていない投資家の方が多いのだと思います。現状、浅い押し目からエントリーしやすいのではないでしょうか。
よって、今週の押し目買いのターゲットは、250万円―280万円と定めたいと思います。
ETH(イーサリアム)ターゲットはサポートラインとSMA30からのエントリー
続いて、ETH/JPY日足チャート分析に移ります。
18万2000円付近にサポートラインが引くことができますが、あと数日もすればSMA30もこの水準に到達するでしょう。深い押し目が必要ですが、仮にここまで下落する場合は買い場となりそうです。日足レベルではこの水準を意識して準備しておくと良いでしょう。
このまま上昇して買いのチャンスを逃した場合を考慮し、4時間足チャートで浅い押し目のターゲットを見てみましょう。
サポートライン手前である20万6300円の水準からエントリーを狙う戦略となりそうです。BTCと比較すると、ETHはFTXショック前の水準までの回復は出遅れている状況です。そのため、ETHのほうが上昇の余地があると考えられます。ETHも強気目線で買いトレードも継続していきたいと考えています。
今週もBTC、ETHの買いトレード戦略を維持しつつ、押し目があれば拾っていきたいと思います。