ウクライナのゼレンスキー大統領が電撃的にワシントンを訪れ、米上下両院合同会議で演説をしました。「あなた方のお金はチャリティではない。世界の安全と民主主義に対する投資であり、私たちはそれをもっとも責任のある形で使わせていただきます」、と訴えました。戦時下の国のリーダーがアメリカ議会に来て演説するのは、第二次大戦中のウィンストン・チャーチル以来、実に81年ぶり。元々プロですから中々の役者です。そしてアメリカ議会は追加支援を承認。「電気がなくてもクリスマスを祝います」、とアメリカ国民にも訴え、議会が税金をそのように使うことを承認することを後押しした形です。

この戦争、どこまで行くのでしょうか。ウクライナ兵が戦っていますが、その資金と武器は欧米(特に米)から大量に供給されていて、NATO、米軍、韓国軍などの軍人も多く傭兵その他の形態で戦闘に加わっていますから、堂々と代理戦争が行われている様相です。ゼレンスキー大統領の演説は名演でしたが、逆にそこまで追い込まれているのかも知れません。私たちが普段受けている情報とは違う実態があるのかも知れません。いずれにしろ事態は収拾に向かっている、ということは全くないでしょう。

こんな時、自分には何が出来るのだろう?答えは簡単ではありませんが、良く考えたいと思います。さてもう来週は今年の最終週ですね。良いクリスマス週末をお迎え下さい。