通期予想は据え置きながら上期実績が予想を1割以上上回った3月決算銘柄は
10月下旬からスタートした3月決算企業の上期決算も11月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると上期の上場企業の経常利益は原材料高が重荷となったものの円安の効果もあり前年同期比で6%程度の増益となったようです。こうした状況のもとで上期実績が予想を上回った銘柄もみられます。
そこで今回は通期の営業利益の見通しを据え置いたものの、上期実績が会社予想を1割以上上回って着地した銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えばエフピコ(7947)はウクライナ情勢や円安により原料価格や電気代が高騰したことなどで上期の営業利益が前年同期比で29%の減益となりましたが、40%余りの減益を見込んでいた会社予想を20%余り上回っています。