・11月10日のCPI発表をきっかけに、インフレのピーク感が訪れた。歴史的に見ると、CPIがピークをつけた後、株価のパフォーマンスは上昇する傾向が高い。まだピークについては断言できないが、家賃、医療、アパレル、中古車の物価指数が下がってきたのは良い兆しと言える。

・米国企業の第3四半期の決算発表はほぼ終わってきたが、業績は前年同期比+4.4%。期待値よりは上回り、懸念されたほど悪くなかったという印象。

・歴史的に見ると、10月~12月の3ヵ月間のマーケットは強い。S&P500が4,100を抜けるかどうかがポイントになり、この先3週間で次の展開が見えてくるため、重要なタイミングだろう。

・業績への為替によるインパクトについては、最悪のときは過ぎたと思われる。