【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ:  32,403.22   △401.97  ( 11/4 )
NASDAQ:  10,475.25   △132.31  ( 11/4 )

1.概況

先週末の米国市場は米雇用統計で雇用者数が市場予想を上回って増加したものの金融政策の見通しを変えるほどの強い内容ではないとの見方から買い戻しが入り5日ぶりに反発しました。263ドル高でスタートしたダウ平均は昼前に610ドル高まで上昇しましたが、伸び悩むと上げ幅を縮め昼過ぎにマイナスに転じました。しかし、62ドル安で下げ渋ると取引終盤に買いが優勢となり引けにかけて上げ幅を広げました。結局ダウ平均は401ドル高の32,403ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も132ポイント高の10,475ポイントとなっています。

2.経済指標等

10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比26万1000人増となり市場予想を上回りました。一方で失業率は3.7%と前月から0.2ポイント上昇し市場予想以上に悪化しました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は11業種全てが上げました。そのなかでも素材が3%を超える上昇となったほか、金融とコミュニケーション・サービス、情報技術、資本財・サービス、不動産、生活必需品、エネルギーも1%以上上げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中27銘柄が上げました。そのなかでもナイキ(NKE)が6%近く上昇したほか、ダウ(DOW)も5%以上上げました。インテル(INTC)も4%を超える上昇となり、キャタピラー(CAT)とアメリカン・エキスプレス(AXP)、ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)も4%近く上げています。一方でセールスフォース(CRM)とユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、アップル(AAPL)の3銘柄上が下げ、セールスフォースは4%を超える下落となっています。

ダウ平均構成銘柄以外では半導体株の上昇が目立ちマイクロン・テクノロジー(MU)とエヌビディア(NVDA)、ウエスタンデジタル(WDC)が5%を上回る上昇となり、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も3%以上上げました。クアルコム(QCOM)も2%を超える上昇となっています。また、暗号資産交換業のコインベース・グローバル(COIN)が決算で利用者数が市場予想を上回ったことで5%以上上げています。

5.為替・金利等

先週末の長期金利は変わらずの4.15%となりました。ドル円は147円近辺で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の27,500円を回復できるかがポイントとなりそうです。

( マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)