最近のマーケットは、ちょっとずつ、リスクを取る方向(リスクオン)に向かいつつあるように感じます。アメリカの証券会社の決算内容を見ると、個人投資家が、証券会社に預けている待機資金を株式投資に回している様子が観察されます。インフレ、戦争、その他の様々な環境の変化に、或る程度慣れてきたのでしょうか。
アメリカの投資家の場合は、ドルの独歩高によって、リスクを取る余裕が増えてることも要因かも知れません。日本の株式市場を見ても、段々とリスクオンな感じになりつつあるように、そんな兆候を感じます。人間は慣れる動物である。ニーチェの考えは、マーケットにも当て嵌まりそうです。注意深く観察したいと思います。