昨日、都内の或るホテルで開かれた或るレセプションに参加しました。このホテルは、一気に高層階にあるフロントまで上がり、客室階は別のエレベーターで少し下がる、という形式で、都内によくあるタイプの所です。レセプションをする場所も、フロント階にありました。私はレセプションが終わるちょっと前に、抜けて帰ることにしました。先ずトイレに寄って、それからエレベーターを見付けたので乗り込みました。
エレベーターにはもうひとりのちょっと高齢の紳士も乗りました。するとエレベーターの中で、「OKI!」と叫ばれて、それは私の前職時代の大先輩、M.T.さんでした。Mさんは、私の前職の東京オフィスや香港オフィスを立ち上げた有名人です。香港から、このレセプションに来るために来日していたのでした。短い時間でしたが、降りた階の廊下で話し、ハグして、二人の自撮りもしました。
Mさんは、私が前職の会社を辞めて、新しいビジネスをする会社(当社グループのこと)を立ち上げたことを、今さらながら褒めてくれました。もう23年前のことですが、大先輩に云われると、やはり嬉しかったです。彼は自室に向かい、私はエレベーターに乗り直しましたが、そこで初めて、外に出るために1階に降りるエレベーターではなくて、客室に向かうためのエレベーターに間違って乗っていたことに気付きました。
セレンディピティとはまさにこのことでしょうか。Mさんはとっても福顔だし、なんか大黒さまが急に現れたみたいでした。ありがとうMさん!