SNAP(SNAP)決算:1株利益は8セントで市場予想を上回る

スナップは、自社をカメラ会社と呼び、北米や欧州の先進地域で最も人気の高いソーシャル・ネットワーキング・アプリのひとつであるSnapchat(カメラアプリケーション)を開発、運営している。

1日約1億5,800万人のアクティブユーザーを有する。売上高のほぼ全てが広告収入で構成されており、その88%を米国が占めている。本社をカリフォルニア州ベニスに置く。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比5.7%増の11.3億ドル(市場予想は11.4億ドル)

★1株当たり利益・・・8セント(市場予想は2.2セント)

売上高が予想を下回ったが、調整済みEPSは上回った。

7月21日も、SNS関連株が連れ安

スナップは一時25%下落。フェイスブック親会社メタ・プラットフォームズは4.9%安、ピンタレストは5.8%安、グーグル親会社アルファベットは2.9%安となった。ナスダック100指数に連動する上場投資信託(ETF)も0.6%下げた。

今後の株価見通し

当面株価は底値模索の動きとなろう。

アメリカン航空グループ(AAL)決算:1株利益は0.69ドルで市場予想を上回る

アメリカン航空グループは、予定有償旅客マイルで世界最大規模の航空会社である。シャーロット、シカゴ、ダラス・フォートワース、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、フィラデルフィア、フェニックス、ワシントンDCを主要なハブ空港とする。

大規模な航空機リニューアルを完了し、米国の従来からある航空会社のなかで最も新しい航空機を保有している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月―9月期)実績

★売上高・・・前年同期比50%増の134.62億ドル(市場予想は134.16億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.69ドル(市場予想は0.60ドル)

売上高は予想範囲内となったものの、調整済みEPSは予想を上回った。インフレへの不安にもかかわらず、旅行需要が引き続き高まると予測。続く第4四半期の調整済みEPSのガイダンスレンジは予想を上回った。50%増収、175%増益。

今後の株価見通し

暫定決算を事前に発表していたこともあり、株価は軟調に推移した。

AT&T(T)決算:1株利益は68セントで市場予想を上回る

AT&Tの売上高は、ワーナー・メディア売却後無線通信事業が全体の3分の2を占めている。米国第3位の無線通信事業会社であり、6,800万人のポストペイド(料金後払い)加入者と1,700万人のプリペイド(料金先払い)加入者に対して携帯電話端末接続サービスを提供している。

インターネット接続、プライベートネットワーク、セキュリティ、音声、ホールセールネットワーク設備などの企業向け固定通信サービスが売上高の20%を占める。ブロードバンド・インターネットアクセスサービスと主とする住宅向け固定通信サービスがおよそ10%を占める。

メキシコでも大きなプレゼンスを有し2,100万人の顧客を有するが、売上高に占める割合はわずか2%である。衛星テレビを手掛けるDirect TVの株式の70%を引き続き保有しているが、財務諸表上では連結対象とはなっていない。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月―9月期)実績

★売上高・・・前年同期比25%減の300.43億ドル(市場予想は298.45億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・68セント(市場予想は60セント)

売上高、調整済みEPSとも予想を上回った。ポストペイド型携帯加入増加数は、96.4万件と、予想(91.3万件)を上回った。25%減収、17%減益。通期のガイダンスも公表し、調整済みEPSのガイダンスレンジを、当初の2.42‐2.46ドルから、2.50ドル以上に引き上げた。予想は2.51ドル。

今後の株価見通し

好決算を受け、株価は一気にベアトレンドを上抜いた。短期的に18ドルを目指す展開が見込まれる。

SCX(CSX)決算:1株利益は52セントで市場予想を上回る

CSXは、米国東部で一級鉄道を運営している。2021年の収益は約125億ドルであった。21,000マイルを超える路線網で、石炭(連結売上高の13%)、化学品(22%)、インターモーダルコンテナ(16%)、自動車貨物(9%)、その他のバルク商品や工業商品といった多様な商品の輸送を行っている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比19%増の39億ドル(市場予想は37.5億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・52セント(市場予想は49セント)

今後の株価見通し

売上高、調整済みEPSともに予想を上回った。更なる上値追いの態勢となるか。

アボット・ラボラトリーズ(ABT)決算:1株利益は1.15ドルで市場予想を上回る

アボット・ラボラトリーズは、医療機器、成人および小児の栄養製品、診断機器およびテストキット、およびブランドジェネリック医薬品を製造および販売する。

製品には、ペースメーカー、植込み型除細動器、神経調節機器、冠動脈ステント、カテーテル、乳児用調整粉乳、成人用栄養剤、分子診断プラットフォーム、免疫学的検査、ポイント・オブ・ケア機材などがある。米国外の売上高が全体の約60%を占める。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月―9月期)実績

★売上高・・・前年同期比4.7%減の104.10億ドル(市場予想は96.71億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.15ドル(市場予想は0.94ドル)

売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期の調整済みEPSガイダンスを上方修正し、予想を上回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きが予想される。