上方修正で減益予想が一転して増益予想となった3月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で26%の減益となりました。しかし、大幅な赤字となったソフトバンクグループ(9984)の影響を除くと1割程度の増益だったようで、こうしたなかで2023年3月期の業績予想の上方修正に踏み切った企業も少なからずみられました。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかから営業利益の上方修正で減益予想が一転して増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えば日立建機(6305)では北米などで堅調な需要が続くのに加え、為替レートの前提を円安方向に見直したこともあり通期の営業利益の見通しを800億円から940億円に引き上げたことから二桁の減益予想が小幅ながら一転して増益予想となっています。