一般に今のヨーロッパは、コロナに対してはほとんど無対応です。しかしそれでも国によって違いはあります。飛行機は換気をしているとは云え密閉空間の中に大勢居るので、ルフトハンザ航空は乗客・乗務員、全員マスク着用でした。一方スカンジナビア航空では、乗務員含めて誰ひとりマスクはしていませんでした。

興味深いと思ったのは、スカンジナビア航空機内では、マスクをすることが憚られるのです。マスクをすると患者だと思われるのではないか?とか、マスクをすると国の方針に逆らっている問題人物と見られるのではないか?などと感じてしまうのです。通常と逆向きですが、一種の同調圧力にも似た雰囲気を感じます。

その文脈で云うと、ニューヨークは本当に一切同調圧力のない街です。皆が皆、自分の好きなようにしています。地下鉄には、マスクをしている人もしてない人も居ますが、同調圧力は感じません。勝手に歌ってる人も居るし。ヨーロッパには各国に国としてのまとまりがあり、各国が大きな故郷の村、みたいな感じもあります。ま、アメリカが特殊なんでしょうね。

日本はよくアメリカと比べて、「日本はここがダメだ」などと云いがちですが、ヨーロッパの各国と比べると、他国と同じようにちょっと独特なやり方や文化があるに過ぎません。しかしヨーロッパのどの国よりも人口も多く、経済力も大きい国です。クラスで一番になれない二番・三番の苦しみとか、馬鹿げた自己否定があるように思えます。日本は、もっともっと視野を拡げることが大切で、かつそうするともっと幸せな気持ちにもなれると思います。

いずれにしろ、海外渡航がしやすくなって来たことはとってもいいですね!もっともっと出掛けたいと思います。さて日本はまた三連休ですね。良い連休をお迎え下さい!