日銀が為替介入の可能性を演出するためか、相場水準を銀行等に確認する「レートチェック」を行ったとのこと。一種の口先介入ですね。しかし口先介入の中ではかなり重めの介入です。

従来より中央銀行が市場に介入した場合、結果として負ける(中央銀行が思った通りにならない)ことが大半です。そして為替介入は、相手国(アメリカ)からは不興を買うので、外交的にも難しいです。なので、実際に介入するハードルはかなり高く、結果口先介入ばかりを続けることになりそうな気がしますが、オオカミ少年のように、あまり効果はない気がします。

それよりも、金利を上げるかも知れないと云う口先介入をした方が反応は大きいでしょう。いずれにしろ、政府と日銀が少しは考えるようになってきているようなので、次のアクションに注目ですね。