売上高は前年比24%増の522億円

ロート製薬が8月9日発表した2022年4〜6月期(1Q)の決算は、売上高が前年比24%増の522億円と同期間として過去最高となった。国内売上高は19%増。外出機会が増えコンタクト用目薬の需要が拡大し、高額目薬は9%増収。日焼け止め製品も49%増と堅調に推移した。

出所:Strainer

海外では、アジアの売上高が24%増とコロナからの経済回復で復調した。ベトナム、マレーシア、インドネシア、香港が2桁増収だった。米国は87%増と大幅に伸びた。2021年に子会社化した消毒薬メーカーのハイドロックス・ラボラトリーズが貢献した。

営業利益は38%増の83億200万円、純利益が47%増の69億9,400万円といずれも1Qで過去最高を更新した。

進捗や為替レートを踏まえて2023年3月期通期の予想を上方修正した。売上高は13%増の2,250億円、営業利益は2%増の300億円を見込む。また、配当予想の修正も発表。一株当たりの配当金を3円上乗せし年間40円とする。