混沌とした中から一筋の光が見える時があります。複雑に絡み合う利害関係や感情がぶつかり合ってどこへも進めないような状況から、一転して解決の糸口をたぐり寄せられる時があるものです。しかしそこに至るのは一筋縄では行かなくて、近道は決してないものです。
「山重水複疑無路 柳暗花明又一村」(さんちょうすいふくみちなきをうたがい りゅうあんかめいまたいっそん)・・南宋の詩人・陸游の、遊山西村という詩の一節です。山も川も幾重にも重なり合って、もう道はないかと案じていると、柳がほの暗くしている先に花が明るく咲いていて、また新たな村が現れた。
私たちの営みの色々なところに、このような状況があると思います。昨日は浅草寺に行って、お祓いをして、ほおずきも買ってきました。明るくなっていくことを期待したいと思います。