決算発表後に目標株価の引き上げがみられる12月決算銘柄は
4月の下旬からスタートした12月決算銘柄の第1四半期決算発表も先月中旬に終了となりましたが、4月中に決算を発表した銘柄では決算発表から1ヶ月以上が経過したことからアナリストによる業績や投資判断、目標株価の見直しも一通り進んだと思われます。そこで今回は4月中に決算を発表したTOPIX500採用の12月決算企業のなかから決算発表後に目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのがキヤノン(7751)です。旺盛な半導体需要を背景に半導体製造装置が好調なことや、在宅勤務の定着で個人向けプリンターなども堅調に推移していることから通期の営業利益の見通しを3320億円から3600億円に引き上げたことで決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、第1四半期の営業利益が前年同期比で3.3倍と急拡大したルネサスエレクトロニクス(6723)でも4社が目標株価を引き上げています。