ジョニー・デップとアンバー・ハード、元夫婦間の泥沼裁判。デップ側が勝ち、ハード側に1500万ドルの賠償命令、一方デップ側にも200万ドルの賠償命令が出たとのこと。アメリカって凄いですね。差引1300万ドル、約17億円の勝ちです。
私が凄いと思うのは、defamation、即ち名誉毀損で、これだけの額の評決が下ると云うことです。名誉毀損は、日本に於いても民法上の罪だけでなく、刑法上の罪でもあります。名誉毀損罪の規定は広く世界に存在します。それだけ人類の歴史の中で、名誉毀損は大きな問題を起こしてきたのでしょう。ただ日本ではここまでの金額の判決になるのは、私の記憶では聞いたことがありません。社会生活をしていても、日本では名誉毀損罪に対する認識が低いなと感じることがままあります。
なんでも金額が大きくなるのはアメリカの悪いところでもありますが、名誉を重んじるのはいいことだと思います。早くジョニー・デップには色々な映画に出て欲しいですね!