昨日のバイデン大統領と岸田首相の会談と記者会見、久し振りに見応えのある、内容豊富なものでした。そしてどうでもいいことではなくて、大切なことに言及した、真剣なものだったと思います。なんで(少なくとも私は)そのような印象を持ったのでしょうか。それはきっと、目的が明らかだったからだと思います。国や民主主義圏を守るという目的がクリアだったので、話の内容が重要に、分かりやすく、かつ真剣に聞こえたのだと思います。
翻って考えるに、普段国会などで議論されていることの多くは、なんのために議論しているのか目的が不明だったり、どうでも良かったり、目的が単なる非難の応酬だったりのケースが多くて、聞いていて辟易としてしまうのでしょう。
日本はこの10年間ほどで大きく地盤沈下したと思います。国としての目的を提示し、真剣な議論が行われ、遅れた分を取り返すようになっていくことを、願いたいです。