通期予想は据え置きながら進捗率が90%以上となった3月決算銘柄は
1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表も先月中旬に終わりとなりましたが、コスト削減を進めたことや経済回復にともなう需要増を取り込んだことで大幅な増益となった企業が目立ちました。その結果、第3四半期の実績が通期の業績予想に対して高い進捗率となった銘柄もみられます。
そこで今回は通期の営業利益の見通しは据え置いたものの、第3四半期の営業利益が増益となり通期予想に対する進捗率が90%以上となった銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えばトヨタ(7203)では為替の円安傾向や1台あたりの採算が改善したことなどにより第3四半期の営業利益が前年同期比で68%近い増益となり、据え置いた通期予想に対する進捗率が90%余りとなっています。