ウクライナ東部に位置するドネツク州とルハーンシク州の一部ルガンスクエリアではウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力との間で砲撃や銃撃戦が起きていると報道されています。週末にも死亡者が出ており、衝突は激化しているようです。

ウクライナ情勢の懸念は長引くと思われます。緊張緩和が報じられると相場はリスクオンで反応し、緊張激化でリスクオフに反応する日々が続きそうです。

BTC(ビットコイン)は500万円を維持できず反落

【図表1】BTC/JPY 日足チャート
出所:MONEX TRADER CRYPTO(iPhoneアプリ)

この1週間、500万円を維持することなく反落しました。現在は440-460万円で推移しています。下値の目処は2022年の最安値375万円のサポートライン、もう1つは400-410万円付近に引けるサポートラインでしょうか。

考えられるファンダメンタルズとしては、今週の米露外相会談で首脳会談に向けて詰めの協議が行われる予定ですが、状況によって暗号資産市場と株式市場が下落する可能性もあるでしょう。個人的には、その下落でBTCを拾いにいきたいイメージです。

その場合、375万円のサポートラインまで下落するか、1つ手前の410万円付近で踏みとどまるのかでしょうか。また、ウクライナ東部での衝突がさらに激化すれば、リスクオフ相場が続くと思われます。

判断が難しい状況ですが、リスクオフ相場の値動きパターンを前提に4時間足を分析していきます。

【図表2】BTC/JPY 4時間足チャート
出所:MONEX TRADER CRYPTO(iPhoneアプリ)

4時間足に時間軸を落とします。

戻り売りの目安としては470-480万円を意識した分析になっています。ネックラインは475-480万円ゾーンと判断しています。米国東部時間でこの水準からの戻り売りが強まると思います。欧州時間にはポジティブ材料が多く出やすいと思いますので、急騰したところで売却するイメージです。

当然ストップは先週高値の525-530万円付近です。この水準で損切りを準備してリスクリワードを計算してトレードしたいところです。

時間足レベルでは短期的な戻り売りを検討したいと思います。日足レベルでは買い場探しとして、375-410万円を意識した展開を予想します。

ETH(イーサリアム)はトレンドラインブレイクに失敗し反落

【図表3】ETH/JPY 日足チャート
出所:MONEX TRADER CRYPTO(iPhoneアプリ)

続いてETH/JPY日足分析です。

下降トレンドラインを2度もブレイクミスしました。よって、それ相応の反落となったのでしょう。BTCよりも下落率が大きいのはそのためです。

この週末に一時30万円を割り込む場面がありました。明確に下抜けると次のサポートはドル建ての2,500ドル、つまり(1ドル115円計算で換算すると)28万7500円付近までは下値を押しやすいと思います。この水準では一度買いが入りそうですが、現状の水準からわずか4-5%程度ですので、買いで入る場合は、打診売買レベルにとどめておくと良いでしょう。

BTCが410万円サポート付近まで下落するとしたら、10%程度下落することになります。その場合、ETHは10%以上下落するでしょうから、これらを考慮すると、27万円を下回る水準からエントリーを準備した方が妥当かもしれません。

2月下旬はこの程度のボラティリティを意識して臨んだほうが良いでしょう。ウクライナ情勢をめぐる緊張状態はいずれ沈静化していくと思いますが、もうしばらく荒れた展開が続くと思います。

よって、中長期的に下げたタイミングで分割して買いポジションを構築していくスタンスが良いのではないでしょうか。今回の記事では、短期的にレバレッジ戻り売りトレードを意識しつつも、現在の価格水準から10%程度下落したところを買い場としてご紹介しました。ご参考にしていただけますと幸いです。