ウクライナ情勢が、刻一刻と変化して、緊張が走っています。しかしなんでこんな事態が起きるのか、根っこの理由を考えてみました。とどのつまり、ウクライナもプーチンも”不安”なのだと思います。
ウクライナはロシアが恐いから、ひとりでいると不安なのでNATOという仲間に入ろうとする。プーチンはウクライナがNATOに加盟して、NATOが益々ロシアに近付いてくるのが不安だから圧力を掛ける。プーチンが北方領土問題で山口県で安倍前首相と会談した時の会見で、もし或る島を日本に返したらそこに日米の軍隊を置かれたらどうするんだ、と当り前のようにあっさりと記者に応えたのと、全く同じ考え方・心理構造だと思います。
不安、疑心暗鬼、強迫観念が、有事の緊張を作るのでしょう。だからこそ平時から対話・コミュニケーションを持つしかないのだと思います。このことは、国と国の関係だけではなく、あらゆる人間が絡む関係について云えることです。全てはコミュニケーションである。よく肝に銘じたいと思います。