大麻の成分であり、麻に含まれるカンナビジオール(CBD)には、新型コロナウイルス感染を阻止する効果があることが、細胞やマウスの実験で確認されたとの情報があります。CBDが細胞の中で力を発揮して、インターフェロンの増産などを通じて、新型コロナウイルスの複製を阻止するとのこと。まだ速報段階で、どの程度確実で、どの程度効果があるのか、詳細は分かりませんが、これは中々面白い話です。
何が面白いって、新型コロナウイルスのメカニズムについて、分かってないことが膨大にある事を示唆しているように感じるのです。日本人は一般に新型コロナウイルスに対して、諸外国に比べてやたら耐性が強いように見えますが、それは食べ物(海藻など)のせいなのか、日本人に多いHLAの型のせいなのか、日本型のBCGのせいなのか、或いは全く今思いも付かない理由のせいなのか、まだまだ全然知らないのではないか、と連想させるようなニュースです。
もちろんこの2年の間に、新型コロナウイルスに関わる科学的な解明や知恵の蓄積はとっても進みました。しかしそれでも尚、知らないことの方が多いのでしょう。そして我々は必ず、対処法、治療法を確立するのでしょう。人は不完全だけど、最終的には強くて、粘り強い生きものですね!