今年も遂に最終週がやって来ました。コロナのせいもあり、なんかあっという間でした。本当はオリンピックとか、思い出すべきことがいっぱいある筈なのに、日々のニュースに追われ、クリスマスが終わり、街からクリスマスの飾りがなくなり、一気に松飾りなどに変わっていく。もう完全に年の瀬です。昔は正月を迎える準備・行事はもっと早く、12月の半ばには始まっていた筈なのですが、クリスマスと正月の準備を一緒にしないで、商業的に別々にすることにしたのか、近年はクリスマスが終わらないと正月を迎える雰囲気が出てこない感じで、ちょっともったいないなと思ったりします。
個人的に今年最大の思い出は、やはり聖火ランナーでした。八戸で200メートル走らせていただいたあの瞬間、映像も掛け替えのない思い出なのですが、あの瞬間の私自身の心持ちが、私にとって最大の思い出です。自分が今ここで聖火ランナーを出来ているその理由。ちゃんと育ててくれたから、ちゃんと一緒に仕事をしてきてくれた同僚がいるから、そして会社を支えてきてくれたお客さまがいるから、等々。大勢の人に対する感謝の気持ちが、走り出したら急にこみ上げてきて、ありがとう!と連呼しながら走りました。よくスポーツ選手が勝利した時に、感謝の言葉を口にしますが、あれって対マスコミの美辞麗句の部分もあるのではなかろうか、なんて感じることもあった私は、性根の曲がった不届き者でした。
そんな「感謝」というものに、この歳にして今更ながら再認識した2021年。あと1週間、大切に過ごしたいと思います。