言語化されて残ったものだけが歴史になる。私たちが読んでいる歴史は、日本史も世界史も、書き残されたもの、或る意味で書き残した者の視点が歴史となっています。なので歴史を読む時は常に”そうでなかったかも知れない”という視点を忘れないようにしないといけないと思っています。この、”言語化されて残ったものだけが歴史になる”というのは、逆に考えると、言語化しないと忘れてしまう、ということです。
2021年はどういう年だったか、家族と先日話しました。今年のトップ・5 みたいな。考え始めた最初は、今年は何もなかったねぇ、となり掛けたのですが、いや思い出さないと2021年がなくなってしまう、と良く考えたら、色々出てきました。そしてそれを話すことで、2021年は空っぽの年ではなくて、例年のように、或いは例年以上に、彩りのある年になりました。言葉って大切ですね!