米国政府は昨日、性別欄に「X」と記載されたパスポートを初めて発給したと発表しました。従来「F」(=female 女性)か「M」(male=男性)しか記載できなかったところ、今後はパスポート保持者本人が、「F」か「M」か「X」を選択でき、しかも医学的証明書等は必要ないとのこと。世の中はそういう流れですね。
ところでこの「流れ」というのはとても興味深いもので、例えば米国でも、1970年代まではパスポートに性別の記載はなかったのです。様々な世間の要請から性別記載が求められ、今度は多様な表現が求められるようになってきた。LGBT(もしくはLGBTQI+)に対する認識も、却って昔の方がリベラルだったりして、要は今の常識は必ずしも昔も未来も常識では全くなくて、「流れ」によって色々変わっていくものだということです。
投資も含めて、なべて「流れ」を理解して正当に理解していくことは、とても大切なことだと思います。