新型コロナが急速に収束して来ました。いや、ウイルスなので、完全に収束することはないでしょうから、急速にその拡散が減速してきた、と云うべきでしょうか。今のレベルではもう他の風邪やインフルエンザを注意した方が良さそうな程度になってきていて、経口薬を含めた様々な治療方法の開発と実現と共に、通常の季節性インフルエンザ、更には風邪の一種のように扱われるようになるのも時間の問題かも知れません。もちろん油断は禁物ですが、今の数字を見る限り、今は新型コロナ以上にもっと注意すべきこと・恐れるべきことがあるようには思われます。それが何なのか?必ずしもウイルスや健康関連とは限りません。経済?インフレ?安保?新型コロナが全くないと仮定して、もっともっと、色々と考えを巡らせたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。