上方修正で最高益更新の可能性が一段と高まった銘柄は

7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月の中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると経済の再開が進んだことで自動車や鉄鋼、海運など幅広い業種で業績の回復がみられ、この第1四半期の純利益は前年同期比で2.8倍となり、四半期決算が義務付けられた2008年以降では第1四半期として3年ぶりに最高益を更新したとのことです。

こうしたなか通期の業績予想を上方修正した企業も多くみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄のなかから上方修正で最高益更新の可能性が一段と高まったものをピックアップしてみました。例えば太陽誘電(6976)では主力の積層セラミックコンデンサが自動車やスマホ向けに伸びていることから通期の営業利益の見通しを470億円から550億円に上方修正したことで2021年3月期の最高益(407億円)を更新する可能性が一段と高まっています。

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