帰って来ましたーー!昨日の晩帰国し、これから2週間自宅勤務です。ニューヨークを出る前にPCR検査を受けて陰性(そうでないと飛行機に乗れません)。帰国した羽田空港でもPCR検査を受けて陰性。ワクチンも既に2回打っていますが、これから2週間自宅待機です。ニューヨークに行く時は、やはりPCR検査の陰性証明がないと搭乗できませんが、ニューヨークJFK空港では一切コロナ関係の質問もチェックも検査もなし。行動制限も要請も一切なし。UBER含めた公共交通機関を使う時にはマスクをしなければいけないだけです。店舗やオフィスに入る時も、fully vaccinated、即ちファイザー等であれば2回接種していればマスク着用はなしで、かつ自己申告。随分と対応が違うことに驚かされます。
何故でしょう?上向き・下向き、前向き・後ろ向き、の違いでしょうか?感覚的にはそう思えますが、実はワクチンという”科学”に対する考え方の違いなのかも知れません。アメリカのCDC(疾病予防管理センター)は4月に、新型コロナウイルスが物体の表面に触れることで感染するリスクは低いと発表しました。把手を触ってとか、レストランのテーブルに触れてとか、そういう形での接触感染リスクです。タフツ大学による”定量的微生物リスク評価”という研究では、物体の表面を介しての接触感染リスクは、10万分の7程度とのこと。また最近のデータでは、ファイザーのmRNAワクチンを2回打つと、他のウイルスにも効く自然免疫が大幅に増強されるとのこと。
うーむ。”完全”はあり得ないので、ちゃんと計算をして、リスクをコントロールしながら、全体の最大利益を追求する。いかにもアメリカは得意そうで、日本は苦手そうではあります。でももうちょっと考えてもいいのではないかと思ってしまう、アメリカ帰りの私でした。