ニューヨークに既に60時間ほどいますが、居心地最高です。元々肌に合ってるし、知り合いも一杯いるし、私にとっては仕事人、或いは大人としての原点がある街なので、とにかくいい感じなのです。

ニューヨークは、カオスです。混沌。しかしそれは昔からそうなのです。ニューヨークに来て最初に見たのは、人々がほとんどマスクをしていないことや、前と一緒に人々が集まりをしていることだったのですが、それは元々ベースがあり、人それぞれが好きなように生きる多様性があり、それがとっても重要なこの街のベースで、その結果マスクをしてない人「も」一杯いるのだと思うに至りました。そしてその比率がたまたま95%以上なだけなのです。大切なのは、この街には多様性があり、その多様性は各自が選んで決めてそのまま表しているのです。あー、ニューヨーク好きだな。

日本はカオスの真逆で、とてもしっかりコントロールされていて、穏やかです。しかし同時に、下手すると同調する雰囲気から全体主義的な傾向に行くリスクがあると思います。それは100年に一回のことでも、なお巨大なリスクです。一方アメリカは、特にニューヨークは、カオスで騒がしくて臭くて全く穏やかでありませんが、或る意味で、日本よりも安全だと思います。

カオスだけど、でも私は思うに安全なニューヨークと、整頓されて穏やかで、でも全体主義的な種がちょっとだけある気もする東京。そして、ニューヨークは前向きな街です。常に前に行こうとする。人種のるつぼの街ニューヨークは、人種差別もあるかも知れないけど、人種や生き方に対して世界一多様で優しい街だと思います。そんなことを思う、ニューヨークの平日1日目の結果でありました。